アメリカの会社では平気で公私混同する

「アメリカの会社では平気で公私混同する」と「えっ」と驚く人がいるかも知れません。私も以前はビジネスライクで時間になったらさっさと帰るアメリカ人は、会社では公私は別にしていると思っていました。ところがこれは全くそうでないということを最近実感しています。

前に「私語は禁止」は”Personal conversations are prohibited.”と訳すことは出来ないし、それを書いたものをオフィスに貼ったら皆辞めてしまうというような意味のことを書きましたが、日本的感覚からしたら「オフィスでは私語は禁止が当たり前でしょ」と言いたくなる人もいると思います。ところがアメリカは違います。

また、配偶者が平気で職場に電話をしてきます。それでけっこう長い話をします。日本人なら配偶者の職場には電話をしにくいですし、急用があっても用事だけ言ったら直ぐに切りますよね。

以前にあるアメリカ人をプログラマとして雇用した時、時給5千円を払ったことがあります。ところがこの人が携帯電話に電話があると30分も話をしているのですね。これは堪らないです。この場合もDon’t engage in personal talks on your cellphone. (携帯電話で私用の話はやめてください)と言ってはなりません、Would you keep your personal conversations on your cellphone to the minimum possible? (携帯での私用の電話は最小限にしてくれますか) と懇願するように言わなければなりません。

同僚がI’m feeling blue today. (今日はどうも調子が良くないんですよ) と言ったとします。どうしてと聞いて、相手が As a matter of fact, I’ve a problem with my husband. (実は夫と問題があるのですよ) とでも言ったとしたらその問題について議論が始まります。悩んでいる人にとっては有難いですから、1時間や2時間はあっと言う間に経ってしまいます。終りそうもないので、誰かが「止めたら」なんて言おうものなら It’s important. (大切な話なのよ) と反論されてしまいます。これは日本の会社では許されませんよね。

私は以前アメリカのベンチャー企業とコンタクトをしており、その会社の社長とアポの日時を決めていました。ところが私が訪問したい日時を断るのに次のような趣旨のメールを貰いました。”Actually, my wife is pregnant and she is due to deliver our child around that time. So unfortunately I will not be available until after our child has been born. (私の妻は妊娠中です。あなたの訪問予定日は私の妻の出産日となる可能性があります。そこで申し訳ありませんが、出産が終るまで私の予定は立ちません)。

正々堂々このように言えるアメリカ社会とアメリカの会社、文化の違いとは面白いですよね。

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