外国語短期上達方法(2)外国語短期上達方法(2)
   失業期間は語学上達の絶好のチャンス

高校2年生の読者から次のような必死の思いの質問がありました

どうしても、大学推薦の為に6月の英検で準1級を取りたいのです!
しかし、どのようにして勉強していいかが分かりません。何か6月に確実に合格できるような勉強の仕方を教えて下さい。
ちなみに、僕は英語は好きで、教科書は読んで、だいたいの意味は分かるのですが、文法はよく分かりません。
英会話スクールに週に2回通っています。あと、学校にカナダやアメリカからの留学生がいて、平日は学食や電車で会えば会話をしますが、簡単なことは聞き取れます。しかし、専門的なことや速くなると分からず、自分の言いたいことも瞬時には出てこないので、be動詞や一般動詞を混ぜ単語をただ並べて会話するときもあります。

さて、筆者がフランス語、ドイツ語、スペイン語を同時に勉強し始めたときがあります。その時に英語も堪能で数ヶ国語を話すある先輩に1ヶ国語を話せるようになるにはどの位の期間が必要かと質問したことがあります。
ビックリしたことに朝から晩までやれば2ヶ月で話せるようになると言われたのです。
この人はある会社の幹部の英語の通訳をしていたのですが、フランスやドイツに急にその幹部と同行することになり、にわかじこみでフランス語とドイツ語をアッと言う間に話せるようになったという伝説的な人でした。
ところが聞いてみると私でも出来る方法を取っていたのがわかりました。まず読むのと書くのは捨てていたそうです。そして話す場合でも英語で言えば現在完了だとか過去完了だとかの細かい文法は無視して通じればよいということで片っ端から文例を丸暗記したそうです。

1日に12時間勉強したとして2ヶ月ですと720時間です。ちなみに筆者の乱暴な計算ですとある程度英語が読めて書けて聞ける、つまり英検準1級位になるには普通の記憶力を持った人で1,000時間位が必要だと考えています。
ですから、読むのと書くのを省けば2ヶ月で可能です。 ちなみに英検1級は3,000から5,000時間、翻訳者や通訳になるためには最低でも1万時間が必要です。もちろんこれは目安です。筆者なんかは3万時間を超えていると思うのですが、いまだに翻訳するべき英語がよくわからないときがあります。

さて質問者の方は6月に英検準1級を取得したいとのことです。あと3ヶ月しかありません。すでに準2級の力はあるでしょう。1日に何時間勉強出来るかだと思います。

筆者の知人で日本語をあっという間にマスターした人がいます。生活は困らなかったこともあり、奥様は日本人なのですが、普通の会話をしていても日本語の上達にはつながらないということで食事の時間以外は自分の部屋にこもりきりで日本語を勉強していました。おそらく1日に14時間位やっていたと思います。

それほど英語の力がなかった筆者が翻訳者として仕事が出来るようになったのも今から考えて見ますと、失業して新しい職場を探しているとかの期間、数年間にいっぺんくらい数ヶ月から半年間の充電期間を設け、1日10時間以上英語を勉強した時期があったからだと思います。また、将棋道場を2年半経営していた時も、10時間以上の長い店番を英語の本を読んでつぶしていたので、変わった人だとお客様からも思われていました。そのため、将棋はあまり強くならず、4段の強い客が来店して対戦するといつも負けるのですが、わざと負けてくれたのかとお客様は勘ぐって思ってくれたほど、弱い席主でしたが、英文を読むスピードは劇的に速くなりました。

いつも言っていますが、英語は豪雨のように激しく集中してやると必ず上達します。中途半端ではものになりません。

今のようなコロナでしたら、1言語どころか2言語も3言語もマスター出来るチャンスかも知れません。

質問者への方法論ですが、基礎力がないので、それをつけることが重要だと思います。
文法と読解力をアップする参考書を購入して何回も読み全てを完全に理解し、出来れば全てを暗記すべきです。あとは語彙を増やし語感を養うため、やさしい原書を読めばいいでしょう。ベストセラーのHarry Potterシリーズやヘミングウェイの「老人と海」(The Old Man and the Sea)、または小泉八雲 (Lafcadio Hearn) のKwaidan (怪談) 等がお薦めです。
えっ、読書からと思われるかも知れませんが、並行してやるべきでこれが実は最高の方法です。

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