ワンポイント・レッスンワンポイント・レッスン
   「お疲れさまです」は何と言う?

質問 1. 知らない人に話しかけるのはどちらが正しいですか。
答え a. Excuse me. (すみませんが)
   b. Hi または Hello. (こんにちは、やあ!)

「YOU は何しに日本へ?」というテレビ東京の番組があります。成田空港などの国際空港で外国人に話しかける番組ですが、この時に使っている英語はExcuse me.で相手が返事をするとI’m from TV Tokyo. Can I have an interview with you? (テレビ東京ですが、インタービューしても良いですか) と話は始まり、相手の応答や態度によって密着取材が始まる人気番組です。Excuse me.は、知らない人に話しかけるのに正々堂々使用できる国際的英語のようです。

私が英会話の勉強を始めたのは高校1年くらいの時です。英語を使いたくて、上野公園にある国立博物館に行くと必ず外国人がいました。そこでExcuse me.と話しかけ、相手がYes.と答えてくれたら次のように言いました。

I’m learning English. So I want to speak English. (私は英語を学んでいます。それで英語を話したいのです)  今から考えると下手くそな英語ですが、それでも通じて大勢の外国人と話が出来ました。 私は学校も行かずに毎日上野公園に通い始めました。
このように話すと随分と楽しんだように聞こえますが、その楽しみは長くて10分くらいしか続きませんでした。なぜかと言うと相手の言うことがほとんど分からずに、I see. (なるほど) か I beg your pardon. (すみません、もう一度) と答えて誤魔化し、そのあとの英語が続かなかったからです。

さて、ワンポイントレッスンの答えですが、Excuse me.でも問題はありませんが、アメリカ人の意識から考えますと、丁寧過ぎます。やはり、Hi やHelloのほうが、親しみがあり、ざっくばらんです。HiやHelloは「やぁ!」という日本語訳も辞書にあるので、失礼かと言うとそんなことはありません。アメリカの地方の都市のエレベーターに乗ると見知らぬ人が入ってきてHi! と挨拶をされます。

あるアメリカ人が、日本に来ているアメリカ人は礼儀を知らないと怒っていました。私が「何故怒るの」と聞いたところ、自分という見知らぬアメリカ人と目が合ったとき、Hiと言わない、失礼な態度だからだそうです。確かに、日本では知らないアメリカ人同士Hiと挨拶するのを聞いたことがありませんよね。

反対にどこの都市か忘れましたが、アメリカのあるホテルのプールで女子高校生のグループと会ったので、私は軽くHiと言ったのですが、あまりにも元気よくHiと返事をされ、少し恥ずかしかったですよね。Hiはそのくらい活躍する英語です。

これで終わったら早過ぎるという人のためにさらに質問をします。

1. 次の英語は、正しいですか。
 Do sports.

解説
「ドゥ・スポーツプラザ」という名前のフィットネスクラブが日本中のあちこちにあります。しかし、これは和製英語で、正しくはPlay sports. です。 新宿にもDo Sportsという高級なスポーツクラブが以前にあってインストラクターは美人が多く(?)、私も楽しく通ったことがありますが、間違った英語です。

2. 次の日本語を英語で言ってください。
 1) お疲れさまでした。
  a. You must be tired.
  b. Thank you.  

解説
  a. You must be tired.で正しく翻訳されていると思われるかも知れませんが、聞いた英米人には全く通じません。日本語を直訳したら全く分からない英語がありますが、その典型です。
仕事が終わってその労をねぎらうのであれば Thank you.あるいは Thank you for your work.が正解です。

筆者のオフィスでは私が「お先に帰ります」と退社しようとすると外国人社員は「お疲れさまでした」と言います。「お疲れさまでした」は英語に訳すことは出来ない日本語です。

ちなみに外国人が退社するときに「お先に帰ります」を英語だったら何と言うでしょうか。

はい、この「お先に帰ります」もまたまた英語にはありません。
では何て言って帰るんですか。
定例的言い方はなく、人によってバラバラです。
筆者は外国人と30年以上も一緒に仕事をしてきていますが、今でも見ていると笑いそうになる時があります。

簡単にSee you!でさっと帰る人もいます。
See you tomorrow! と少し丁寧な言い方の人もいます。
Thank you. See you tomorrow! と丁寧に言ってそれでは足らないと思ったのか、お辞儀をして帰る人もいます。

以前にあるイギリス人を使いました。この人は帰るときは必ず私のところに来て、"I've finished all my work today. Is anything I can do for you now?" (今日は全て仕事は終わりました。何か今お手伝いすることはありますか) と話しかけ、私が「特に、無い」というと
  "OK. See you tomorrow!) と帰りました。これは丁寧ですが、毎日やられると嫌になりますよね。

日本語と英語は会社から帰るあいさつでもこれほどまでに違います。
では、今日はこの辺で。

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