有限会社と株式会社は英訳は同じ? その他のQ & A有限会社と株式会社は英訳は同じ? その他のQ & A
みなさん、こんにちは、マイクです。読者の質問にお答えします。

Question: はじめまして。
友人達との何気ない会話で、社名を英語表記する際、株式会社を Co., Ltd. となっているが、これは本来、有限会社という意味ではないのか?有限会社と株式会社との英語表記上の違いはないのか?と言う内容で解決せず悩んでいます。
突然の質問ですが、お教え下さい。

Answer: この問題はやさしそうで実はむずかしいのですね。ご指摘の通り Company Limited (略してCo., Ltd.)は有限会社という意味です。株式会社も有限責任ですから、英語では同様に Co., Ltd. になり、したがって有限会社も株式会社もともに Company Limited です。
これで回答を終わると質問された方は不満でしょうね。「それじゃ、わかったようなわからないような回答ですよ、もう少し具体的にわかりやく答えてくださいよ」という声が聞こえてきそうです。

わかりました。具体的に述べてみましょう。
まず、お互いに復習したいと思います。
会社には主に次の四つの形態がありました。合名会社 General partnership (corporation)、合資会社 Limited partnership (corporation)、有限会社 Limited liability corporation、株式会社 Stock corporation or Joint stock corporation です。

合名会社と合資会社の株主は債権者に対して無限責任(unlimited liability)を負います。すなわち自分の出資金の範囲を超えて債権者に対して責任を持ちます。したがって会社が倒産した場合、個人で会社の債務を支払う義務が生じます。

これに対して有限会社や株式会社の株主は有限責任(limited liability)ですから、会社が倒産したら、株主は債権者に対して何らの責任もありませんし、代表者といえども法的には何の責任もありません。本来から言って会社という法人は個人から独立しているべきだということで、最近は日本でも合名会社や合資会社を設立する人はありません。

アメリカでも合名会社や合資会社の概念はあるようですが、法人としては認められていませんから、corporation と呼ぶことができません。 会社というと日本も英米も最近は有限責任会社を意味するようになってしまったわけです。
そしてこの有限会社をイギリスでは Company Limited (Co., Ltd.) と呼び、アメリカでは Corporation あるいは Incorporated と呼ぶわけです。

ただし、有限会社は平成18年(2006年)5月の会社法改正により、廃止されました。その代わりに新しく出来たのが合同会社です。これも有限責任なので英訳としてはLimited Liability Companyと「有限会社」と同じようになります。
日本ではこの有限責任会社が、資本金が小さくてもよい有限会社と資本金が1,000万円以上の株式会社に分かれていたのですが、上記の会社法改正以来、資本金一円でも株式会社が設立できるようになりました。

話が法的になると実感が分からなくなりますが、分かりやすく説明すると合名会社や合資会社の場合、株主は無限責任ですから、設立した株主が代表者となっていれば、会社が倒産した時には債権者に対して無限に責任を取らなければならなくなります。

しかし、株式会社の場合ですと、株主が代表者になっていても責任は自分が出資した金額の範囲になります。ですから、金融機関から借り入れする時は代表者自身が個人保証を要請されます。株式を公開するような会社になった場合、借入をしても代表者が個人保証を要請されることはなくなります。
筆者の知人で会社の株式を公開した人がいます。この人の公開のモチベーションは公開することによって会社の借金が個人の借金にならないことがその一つだったと言っていましたね。

Question: 英語かけこみ寺、楽しく読ませて頂いております。ところで、私が所属している部署「システム開発部」は、英語に訳すとなんと言いますか?どうか教えて下さい。

Answer: System Development Department あるいは System Development Sectionでいいと思います。

Question: 私は、将来通訳になりたいと思っています。なので、早い内から英語を勉強しようと思って、個人塾に行ったのですが、そこの外国人の先生がオーストラリア出身だったのです。私としては、アメリカ英語の方がいいと思うのですが、それは、関係ないのでしょうか?

Answer: オーストラリアの人の英語は発音が少し違います。うまくなってからはともかく、はじめはアメリカ人かイギリス人あるいはカナダ人の発音を真似するべきでしょうね。ただし同じ英米人でも出身によって真似しないほうがよい場合があります。アメリカの南部もなまりがあります。イギリスの地方の人もひどい発音をする人がいます。先輩や信頼できる人に選んでもらうべきだと思います。スクールでは良い先生を揃えているところが多いですが、授業料が極端に安いスクールの教師は警戒したほうが良いと思います。大手の英会話スクールでも授業料を安くするため、最終学歴が大学卒業ではなく、高校卒業の教師を雇っているところがあります。大学を卒業せず、教養のある英語が話せない、またはネイティブでない英語を話す人の英語は真似してはなりません。

Question: はじめまして、翻訳の仕事についてお伺いしたいことがありましたので、メールを送らせていただきました。私は海外生活に経験があり、英語には自信をもっているのですが、それを翻訳という仕事でいかせたらと思っています。そのためにはどうしたらよいでしょうか?やはり資格をとるべきなのでしょうか?

Answer: 資格は必要ありませんが、海外生活が長いとか英会話がうまいからと言っても翻訳がうまいとは言えません。特に帰国子女は日本語の文章が下手で使い物にならない場合が多いので要注意です。自分が翻訳者のレベルになっているかどうかは翻訳会社に応募すると、トライアルが受けられますから、それで判定するとよいと思います。ただし、このトライアルは簡単ではありません。筆者も始めた頃はよく落ちていました。

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