英文メールの書き方(3)英文メールの書き方(3)
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さて、今日は英文メールの最後となります。出だしのところで大事なことを書き忘れました。

最近はスマホでのやり取りが流行っているため、英文メールも文法無視の短いもの、時には省略形が書かれます。Tks. (Thanksの略)とかTks for yr mail.(Thanks for your email.の意味)です。「Lineの返事ください」ならPls return my Line email. で通じます。そうするとビジネスメールでもこのように書く人がいますが、これは失礼です。アメリカ人で返事をスマホで済ませる人がいますが、オフィスからパソコンで打つ時は丁寧にするのが礼儀です。

特に私たちの場合、スマホとPCの使い分けが良く出来ずに、相手のTks for yr message. の返事として、重要な返事を書くことがあります。この場合、重要なメッセージからは段落して、文体も変え、語彙も少し難しいものを使用して書くべきだと思います。

ていねいな書き方の場合、Dear Mr. Clinton, とか Dear Mrs. Mitchell,となるわけですが、相手の名前がわからないときは Dear Sir,でよさそうです。しかしこれだとアメリカ人女性から文句がきそうです。Sir は男性に対する敬語ですから Dear Sir or Madame,と女性に対する敬語も入れたほうがよいでしょう。アメリカの会社は役員の中に女性がいることが多いですから、このようにしておけば安全です。

話は飛びますが、会話の場合もていねいな答え方をする場合、相手が男性のときは Yes, sir.、女性のときは Yes, ma'm.となるわけです。就職の面接のとき、Yes, sir.とか Yes, ma'm.と答えたほうがよいかという問題ですが、どちらでもよいと思います。英語の文化の場合でも、そこまでへりくだる必要はないと思います。もっとも Yes, sir.とか Yes, ma'm.と答えてていねいすぎるのを相手が嫌った場合は、sir はいらないと言ってくれます。

アメリカでは男女平等とか equal opportunity (同様な機会)が基本になっていますから、この辺は神経質にならざるを得ません。ところが面白いことに、イギリスの女性はここまで神経質ではありません。そこで、議長を意味する英語はイギリスでは chairman でよいのですが、アメリカでは chairperson と言わなければなりません。今すぐ思い浮かびませんが、このような例はほかにもあります。アメリカの場合、ともかく女性を差別してはならないと言われていますが、このことも本音と建前があるようです。

筆者も大学の関係者(相手は男性)と話しているとき、たまたま筆者が知っているある女性が、ある大学の学長になったと聞いたので、「え! 彼女がここの大学の学長になったんですか」と質問したら、何を勘違いしたか、その相手の人は「あなたもそう思うか。何故女性が学長に選ばれなければならないんだ」と愚痴を言い始めたものです。

最近のアメリカでは、アジア系アメリカ人に対する差別行為が報道されています。
この男女の問題と白人と白人以外の人種という問題がアメリカで無くなるのはまだ時間がかかると思われます。

相手の名前はわからない、でも輸出担当者殿とか輸出部長殿と書きたいときは、Dear Sir or Madam, の代わりに Dear Export Manager と書けばよいと思います。話はまたとびますが、この担当者というのは英語でなんと言うかと言いますと responsible person か person in charge で、「私は輸出担当です」だったら I am responsible for export business.です。ただし、広報などで連絡担当者とする場合は Contact が適切です。
相手の名前がわからなくて、国際関係担当者を宛先にしたいのだったら International Program Director か、もっと漠然としますが International Affairs Manager あたりでしょうか。

文頭の Dear Mr. Johson, や Dear Mike, のカンマですが、つけるかつけないかで、いろいろ議論があるのですが、筆者はどちらでもよいと思います。ただ文頭につけたら文尾の Sincerely, Yours faithfully, も同様にカンマをつけ、冒頭につけないときは、文末もつけないほうがよいと思います。

もっとも現在のネット時代にはDear Mr. と始めても最後はBest regards, で省略してしまう傾向が多くなっていますが、きちんとしたメールにして、Sincerely yours, とか Yours faithfully, にしたほうが、主張が明確になって差別化されると思います。


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