アメリカのエレベーターは騒がしい?

ホノルル

ホテルのエレベーターに乗ったら混んでいて私が行きたい7階を押すことができない。パネルのそばに乗っている人に"Seven, please."(7階をお願いします)と頼んだ。他の人たちも「10階お願いします」とか「3階をお願いします」とか、この人に頼んでいる。エレベーターが動き出したらこの人は、「こちらは3階です(This is three.)」とか、「4階(This is four.)です」とか案内しだした。アメリカ人ならではのユーモアである。

アメリカで乗るエレベータの中はたいてい騒がしい。これがカナダに行くと少し静かになる。日本ではもっと静かというか、シーンとしていてお通夜みたいだ。アメリカから帰ってきて日本のエレベータに乗るとこの違いにビックリする。

商談が終わって取引先に宿舎まで送ってもらう。
さて夕食である。ワイキキビーチよりかなり離れているホテルを予約したのだが、それでもどこへ行っても日本人ばかりで日本の観光地に来ているようだ。
レストランで日本人をねらっているところは看板にしてもメニューにしても日本語で書かれている。中には客は日本人だけというところもある。
このような日本人をターゲットとしている店は一品の量が少ない。したがって料金も割高になる。アメリカのレストランのいいところはサラダにしても肉にしても量が多くて得した気分になることである。

そこで客のほとんどがアメリカ人という店を探そうということになった。どうしたらよいかというと簡単だ。外に日本語でメニューが書かれていないところを探せばよいのだ。
その一軒、「I'm Fred.」(私はフレッドです)という名前の店に入った。
メキシコ料理のセットを注文したが予想通りびっくりする量である。飲んで食べて三人で60ドル、半分くらい残してしまった。



ホノルル発

新しく買ったスーツケースが他の人のスーツケースと似ていて間違えそうなときがある。ステッカーやラベルを貼ればよいのだが適当なのが見つからないので一計を案じた。キャッチコピーを落書きしたのである。
コピーは Don't succumb to temptation.(誘惑に負けるな) と片面に書き、もう一方の側にI'm strong.(私は強い)と書いた。
ホノルルの空港で飛行機のチェックインのため並んでいたら隣の人がこれを読んでニヤッと笑ってきて話が始まった。ユナイテッド航空が二回も続けて欠航して昨日はホノルルで一日足止めされたそうである。
われわれの飛行機は遅れずに出発するかなと心配していたら飛行機の中に入れられてから一時間も遅れて離陸した。

今はコロナでアメリカの航空ビジネスはヒマだが、ワクチン効果が出る来年度にはまた忙しくなる。そうするとまたアメリカ航空業界の悪さは始まるのだろう。
アメリカ人は20年前からうんざりしている。

サンフランシスコ着
サンフランシスコに着いたら寒いのに驚いた。今年も異常気象だそうだ。

ホテルにチェックインした後、身体がなまっているので運動をしたくなりホテルにあるフィットネスクラブに行った。体重を入力するところがポンド表示なのでさっぱりわからない。適当に入力してスタートボタンを押したら動いたので30分ほど歩いたら気分がよくなった。


シリコンバレー

サンフランシスコよりシリコンバレーまでお抱え運転手つきハイヤーで行く。こう書くとカッコよいが一時間50ドルでこのようなハイヤーは利用できる。リムジンだと80ドルから100ドルである。
サンフランシスコは寒いのにシリコンバレーは暑いくらいである。

夕食はコロンバス通りのイタリアン・レストラン、「フィガロ」(Figaro)(https://www.cafefigaro.net/)に行く。
前回に食べて美味しかったスパゲッティの名前が思い出せず適当に頼んだら出てきたのはペンネである。私はスパゲッティとパスタは同じものだと思っていたので「パスタをください」と言ったのでこのようなことになってしまったようだ。
この点を聞いてみたら、正確にはパスタ・スパゲッティ(pasta spaghetti)とパスタ・ペンネ(pasta penne)という言い方で区別をするそうである。一つまた利口になった。


サンフランシスコ発

今日はデンバーを経由してネブラスカのリンカーンに行くことになっている。サンフランシスコ空港に着いたらまた予定の飛行機が40分遅れるそうである。もういい加減にしてもらいたい、今回は三回乗って三回とも遅延である。

リンカーン
リンカーンはネブラスカ州の首都であるが、人口は35万人だそうで小さな都市である。空港に着いたがタクシーが並んでいない。どうやって宿舎に行ったらよいかわからない。ホテルにリンクされている電話があり、ホテルよりシャトルで迎えにくると書いてあったが、私はこのサービスをあまり信用していない。
ニューワークで以前に一時間も待たされたことがあるからだ。どうしようかと考えていたらユナイテッド航空の乗務員たちが同じホテルからのシャトルに乗り込んでいたので「しめた」と心の中で思いながら一緒に乗り込んだ。ホテルまでたったの10分で着いてしまった。こんなに空港からダウンタウンまで近いのは過去30年間の海外旅行でも初めてである。

夕食にと8時過ぎに外に出たが人がほとんど歩いていない。想像どおりのんびりした町である。

でもニューヨークやサンフランシスコにない、本当のアメリカの姿がこのような町にはある。筆者が留学するのならこのような町が良い。


提携大学を訪問する。学生数1200人に対して寮が400部屋以上もある。ぜいたくなことに立派なゴルフ場までついていた。

ホテルに帰ってビールでも飲むかということになり、バーに入るが、ハエが何匹かブンブン飛んでいる。ウェイトレスに眼で苦情を言ったらハエたたきを持ってきて私たちの前でハエをたたき始めた。
日本でこのようなことをしたら客は怒り始めるだろうが、アメリカの田舎町では怒る気にならない。ニコッとしてこのようなことを始めるからだ。

夕食にあるイタリア料理店に行くが満員で待っている人までいる。しばらく待ったら次が私たちの番になった。ウェイターが「席があくまであと15分くらいかかるが、それまでバーで何か飲みながら待ちますか」と聞いてきたので、そうすると言ってバーに行った。
ビールにしたいが銘柄がわからない。ビンビールがなく、生ビールしかないという。でも生ビールで知っているブランドがない。そこで「まったくわからないので味見をさせてもらえないか」と頼んでみたら、小さなグラスに二種類のビールを注いでくれた。

アメリカのレストランでは飲み物や食べ物がわからないとき、頼むと味見をさせてくれることがあり、われわれ外国人にとってはとてもありがたい。この日も席に座った後にスパゲッティがどの位、辛いのか味見をさせてもらえないかと言ったらソースを持ってきてくれて味見をさせてくれた。



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