ポルトガルはヨーロッパの穴場

リスボンのホテルは最高

ポルトガルはヨーロッパの穴場である。スペインは行くがポルトガルに行った人の話は聞いたこともない。ところが行ってみると素晴らしい国である。英語は全く通じないが、それでも人々はとても優しく親切で気さくさが伝わってくる。そして物価がとても安い。隣のスペインの物価は安くないが、ポルトガルの安さにはビックリする。

リスボンで宿泊したAvenidaというホテルは、昔のお城をホテルに改造したそうで、伝統が感じられるが、この宿泊料はダブルベットで22,000円だ。従業員の人達も殆ど年配者だが、気が利いて、それこそ「かゆいところにも手が届く」サービスだったのには驚きであった。

特に最高なのはそのブランチ・ビュッフェだ。色とりどりの料理が食べ放題(All-you-can-eat)で、シャンパンが飲み放題(All-you-can drink)なのである。シャンペンは高いと思っているから筆者は飲んだことがなかったが、それが飲み放題でブランチ・ビュッフェの値段は2,000円である。シャンパン一杯1,000円だとしたら二杯飲んだら、後はシャンパンも料理も無料という計算になる。ビックリしたが、生まれて初めてのシャンパンを美味しいポルトガル料理をつまみにして飲み始めた。一杯目は直ぐに飲んで、続いて二杯目です。ところがシャンパンなのに他の人はあまり飲まないんですね。他の人が上品なのか、私たちが下品なのか、ともかく口当たりが良いので、すいすいで、ボトルが直ぐに空になる。素晴らしいのは空になる前に必ずスタッフの人が新しいボトルに変えてくれる、これはご機嫌である。

部屋に帰れば翻訳の仕事が待っているが、それ以外は予定もない。料理をつまみながら飲んだこともないシャンペンのお代わり、ポルトガル料理は日本でも食べて美味しかったが、リスボンは本場でさらに美味しい、たまらない大晦日の過ごし方となりました。部屋での翻訳の仕事はもうなしになりました。

面白いのはここでの人間観察です。お正月なので各国から休暇を楽しみに人が来ているようで、その人たちを見て飲んでいると、酒のつまみと言ったら怒られそうですが、実に面白いんですね。日本で見るシーンとは違います。

ある中年の夫婦が食事をしていました。ところが夫婦は一言も喋りません。別々に新聞を読みながら食事をしています。日本でも話さない夫婦はいますが、ヨーロッパにもいるんですね。

3、4人の家族が来ました、ところがやはりほとんど話しません。物静かにさっさと食べたら出ていきます。あれで美味しいのかなぁと思いますが、食べれば良いのだと言われそうです。

今度は親子二人連れ、男の子はお父さんの言うことを部下のように聞き、緊張しまくって食べています、イギリス人のようです。厳しい家系なのでしょうか。アメリカ人ならこんなことはないと思っていたら、4人位で入って来たグループがワイワイ始まりました。いやぁ、とても楽しそうです。声も大きくて英語、やはりアメリカ人でした。ちなみに次の日も1人追加になって同じグループがまた盛り上がっていました。アメリカ人の特徴は「群れを作る習性がある」(Americans are tend to be gregarious)ことと声が大きくnoisyと言われています。やはり目立ちますね。 興味深い人間ウォッチングをさせて貰いました。

このシャンパンの話は続きがあります。夕食を外で終えて部屋に帰りました。驚いたことにA Happy New Year! We would be very happy to help you to make your stay here wonderfully enjoyable. (私たちはあなた方のご滞在が素晴らしく楽しいものになるように何でも喜んでお手伝いさせて頂きます)とメッセージが書いてあり、その側にシャンパンが一本置いてあるではありませんか。大晦日にシャンパンで乾杯してくださいとのメッセージで、書いてある通りの誠意が伝わって来ました。

アブダビのホテルでたまたまスイートルームにアップグレードされたことがありますが、この時でも特別サービスは果物の盛り合わせだけでした。シャンパン1杯とか2杯サービスされたというのは良くありますが、丸ごと一本無料サービスは50年の海外旅行でも初めてです。ポルトガルよ、ありがとうと心で叫んでしまいました。

当地の人はほとんど英語を話す人がいません。スーパーで家内がオリーブオイルを買いたくても、店員にもまったく英語は通じませんが、隣で買い物をしていた年配の女性がポルトガル語で、ジェスチャーみたいに説明してくれ、どうにか買うことが出来ました。リスボンの人達は素朴でとても親切で、心が温まります。話には聞いていましたが、愛すべき素敵な人たちです(They are so lovely people, aren’t they?)。

<英会話応用例>
シャンパンの新しいボトルを入れてもらう。(It seems the Champagne is being running out. Can you change new one?)
料理の不足したのを追加してもらう、料理を新しくしてもらう。(It seems that part of potato dish is running out. Could you add new one?)
ビールを注文する メニューはある (I’d like to drink beer. Do you have a menu for beer?
I’d like to drink a beer. Do you have a menu?)
大体の料理は食べました。何か新しい料理は出ますか。(I’ve eaten almost all dishes. Do you have any other foods you are going to prepare?)


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