知らない人どうしがすぐに仲良くなる英語文化

よく見たら同じ遅れた飛行機に乗っていた人が私の席の隣の隣にいましたので、彼の席まで行ってHi!とあいさつしてから、「この飛行機を待つのですか。あるいはフライトを変更しますか」(Are you going to wait for this flight or change the flight?)と聞いてみました。そうしたらまず「ここに座れ」(Sit down here.)というのですね。そして Look! (いいかい)と前置きしてから得意そうに彼の戦術(?)を話し始めました。つまりここで飲みながら様子を見て遅れた飛行機が2時間後の飛行機のさらにその後に出発しそうになったら、その時点で変更するというものです。そして「君もそうしろ」(You must do this way.)と言うのです。
取りあえず「考えてみます」(I'll think it over.)と言って自分の席にもどりました。

その男性は飲むピッチが早く、かなり出来上がってきました。
隣の人と話していたかと思うと席を一つおいた私にも話しかけてきたりと忙しいんですね。

そのうち私の隣に新しい人が来て座りました。 彼が私に Hi, how are doing?(ごきげんいかがてすか)と話しかけてきたので Pretty good.(とても元気ですよ)と答えて話が始まりました。この人はカナダ人でここからモントリオールに帰るそうで婚約者に会えるのが楽しみだと婚約者の写真を見せたりして、話しがはずみ始めたのですね。

英語の文化の面白さの一つは誰かに紹介されるわけでもなく初めて会った人と平気で話ができ、しかも気が合えば話がはずむということがあります。このような出会いがきっかけで多額な投資をするスポンサーになってくれたという話もあります。
またこのような出会いから結婚までいったという話はいくらでもあります。
日本語の文化では見知らぬ人とはあいさつをする必要がありません。私はあるスポーツクラブ(athletic club)に通っていましたが、そこで当然他の会員の人とよく目があいますよね。隣り合うロッカーで着替えたりすることがありますが、それでも「こんにちは」と言わなくても不自然ではありません。

英語の文化でしたらそんなことはまずないと思います。早速、Hi, how are you doing?(こんにちは、元気ですか)と始まっていますよねぇ。なぜこんなに違うのかと考えるのですが、その原因の一つは言葉の重さ、軽さがあると思います。
日本語は英語より重い言葉です。それに反して、英語の会話は軽快そのものです。日本語は「です」「ます」調がありますが、英語はありません。「です」「ます」調ですと、ていねいすぎて簡単に話しがはずまないということもありますよね。

日本人どうしの会話を聞きますと、その人たちがどのくらい親しいかが、容易にわかりますが、英語で話しているとわかりません。10年も付合っているように親しそうに話しているのに聞いてみたら今日会ったばかりだという話はよくありますね。


<応用例>

Listen! (話を聞いて)
Look! (いいかい) Look here! (いいですか)
Wait, look here. (待って、いいですか)
君もそうしろ、君もそうすべきです。 (You must do this way.)
他人の意見も良く聞くべきです。 (You must listen to opinion of others.)

考えてみます (I'll think it over.)(I'll think about it.)
考えさしてください (Let me think it over.)
2日時間をください、考えてみます。(Give me two days, so I think about it.)

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