アメリカ人が図々しくなったらどうなる

さてまた空港のバーですが、せっかくカナダ人と話しがはずんできたのに、さっきのアメリカ人がそのカナダ人に突然席を代わってくれと言うんですよ。カナダ人は初めは応じなかったのですが、あまりにもしつこいのでいやいや譲りました。この強引さには私はビックリしましたね。日本では人が座っているのをどかしてそこに座りたいと言ったらケンカになりますよねぇ。

席を変わってくれという理由は何でも良いのですね。「先ほど話をしていて忘れた話があった」とか「この人に急いで聞きたいことがある」いくらでも作れます。

そうしたら今度は女性が来て席がないので立って注文しようとしました。ところがその女性はタバコを加えているのですよ。アメリカでもすべての空港は禁煙です。カウンターの中のマネージャーが No smoking, please.(すみません、禁煙ですが)と言ったのですが、消そうとしません。
何回言っても消さないものですから、マネージャーはとうとう If you don't stop smoking, I'll call the police.(もし消さないのなら警察を呼びますよ)と言いました。それでやっと消したんですね。アメリカ人の権利意識が強いのはよく知っていましたが、それにしても二度ビックリです。

アメリカでは発言の自由が重んじられています。相手に迷惑をかけるかどうかより、また相手がどう思うかに関わらず、先ず発言したいのであれば発言して良い国なのだと思います。

空港どころか飛行機の中でタバコを吸うと騒いで追い出された人はいくらでもいます。日本の新聞記事にもそのような報道がたまにありますよね。

ホテルのチェックインで待つ人が後ろにいるのに「赤ちゃんが可愛い!ですね」とお世辞を言われたお客が赤ちゃんの話を延々として待つ人々に多大な迷惑をかけるようなことはよくあります。

ある人はバスから降りるときに運転士と他の客の話が終わらないので、運転士に話しかけたら、その客から怒鳴られたそうです。

空港のようなところで大勢の客が並んでいるときも何か重大な理由を考えればルール違反をして最初にチェックインすることも可能だと思います。アメリカの自由はそんな不思議なものがあります。

例のバーではその他の人も入り、そんな感じでワイワイガヤガヤやっていたのですが、遅れた飛行機はいつ出るようになったかチェックしに行こうと誰かが言い出しました。そこでそのゲートに行ったのですが、5分前に出発してしまったのです。酔ったアメリカ人はガッカリです。せっかくの自慢の戦術が酔っ払ってパアーになってしまったわけです。危険なのはアメリカの空港です!


<応用例>
行列の先頭に行きたいとき
Excuse me! I need to go to the top as I don't want to miss the flight. (すみませんが。飛行機に乗りそこないそうで先頭に行きたいのです)
他の人が話をしている人に、横から話かけたいとき
Sorry! Let me talk with this gentleman immediately because I have an urgent matter to talk with him. (すみません、私はその人と至急話をいなければならないので、話を急いでさせていただけますか)

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