モスクで礼拝する
アルコールショップはパチンコの景品替え屋とそっくり

モロッコ人、ファティマがホテルに迎えに来てくれました。日本を訪問した時、東京を案内してくれたお礼と言ってモスクに連れてってくれました。

モスクに着いたところ、入り口で女性だけ黒装束で入るように言われたので、筆者の家内は黒の薄い布を頭から全身を覆うように着て入りました。
男女別れてエスカレーターで降りて連れて行かれたところは、日本の銭湯をかなり小さくしたような身体の洗い場でした。ファティマは信仰者らしく銭湯にあるような蛇口から水を出して手や足を丁寧に洗っていたそうです。これからお祈りをするため身体を清めていたのだと思います。

そのまま男性と女性は別れ、別々の部屋でお祈りが始まりました。私は一人誰もいないので、隣の人の真似をして立ったり座ったりして、真似をしました。

家内はお祈りのやり方をファティマの真似をするように言われ、立ったり座ったり、座ったままひれ伏したりの繰り返しだったそうです。そのうちやる気があまりないように思われたらしく、筆者のそばに帰って良いと言われ、お祈りの場所から離れていた筆者のところに来ました。

それでもイスラム教でもないのに入れてくれたのには嬉しかったですね。礼拝する対象物もないですし、キリスト教会のように室内のインテリアも何もないのですが、がらんどうの中で、心の中にいるアラーを思い描いてお祈りをするのがイスラム教の祈りだというのがわかり、感動しました。

キリスト教、仏教、イスラム教が世界の三大宗教と言われていますが、イスラム教のお祈りもさせていただいたので、筆者もカッコだけは世界の三大宗教に触れることが出来たわけです。

それにしてもキリスト教と仏教は寺院でも教会でも男女は別にしないですよね。イスラム教だけがモスクでも別にされ、社会でも別々にされます。男性と女性を隔離する、これはイスラム文化の一つの特徴だと思います。

帰りの車の中で何かのきっかけで、アブダビの家はエレファントハウスで日本の家はラビットハウスだとファティマは話し始めました。それはアブダビは砂漠の国ですから、土地も安いです。ですから家も大きくなるでしょうが、モロッコはそんなに大きくないだろうと思ってこれを書く前に調べたら国土は日本より大きいのですね。日本は本当に小さいのですね。

ところでアラブをご存じない皆さまのための情報ですが、アラブ諸国は20ヶ国です。注意しなければいけないことは、イラクは入るがイランは入らない。アラブは全てイスラム教で言語はアラビア語ですが、イランは宗教はイスラム教ですが、言語はペルシャ語です。イランとアラブは仲も良くありません。

夜はアルコールが足りないのでどこかで購入できないかとホテルに相談したら、空港まで買いに行くか、近くのホテルのなかで買うかと言われホテルにしました。

そのホテルに行ってみると、所々にスーツをきた男性が立っていて、きちんとした雰囲気だったので、声をかけたところ、案内するからとホテルの中を歩き始めました。
何か後ろめいた事をしているみたいな気持でついて行くと細い廊下を何度も何度も曲がった後、顔も見せない小さな窓のようなところに来ました。

ここでアルコールとお金の交換をするのです。パチンコ屋の景品替えのような雰囲気より、もっと悪いことをしているような雰囲気ですね。その影響かどうか分かりませんが、ビニールに入れて貰ったウイスキーを隠すようにしてホテルに持ち帰りました。

アルコールを飲むのは邪悪なことなのだと思わせるような雰囲気です。 後でイギリス人サイモンに聞いたら永住している人は会員になれば正々堂々と買えるような事を言っていました。アブダビに住むようになったら詳しく聞いてみましょう。

アブダビサミット
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