クウエートって何処にあるの?

クウエート 1970年 6月

取引先が空港まで迎えに来てくれました。驚いたのは車が日本では誰も乗っていないような超大型アメリカ車なんですね。ドアの開け方がさっぱり分かりません。お客様に開けて貰いました。走り出したら道路の素晴らしさには驚きました。日本の高速道路より整備されて素晴らしいですよね。矢張りお金はありそうな国です。

商談はレストランでしました。(https://www.thepearlrestaurant.co.uk) 
筆者の相手のパートナーはレバノン人で、キリスト教徒ですから、スーツを着ています。
ホテルやレストランの従業員は全て男性、女性は一人もいません。服装は全て全身白のアラブ服です。

靴は履いていますが、アラブ服がホールに付くくらい長いので、躓かないかと思いますが、それはなさそうです。

ホテルのフロアーもレストランもお客様は半分以上は外国人なのでスーツです、お客様は女性はいないですから、全て男性で、外国人はスーツを着ていますが、アラブ人は完全に白のアラブ服です。

アラブ人は日本に来るとスーツを着る人も多いですが、アラブではスーツを着ないことがあります。日本でスーツ姿しか見ないでアラブでアラブ服を着ていると雰囲気も違って同じ人かと思うこともあります。

レストラン(https://www.thepearlrestaurant.co.uk)の写真は現在の写真なので50年前はこれほど良くはありません。味も不満でした。ですが、注目していたアルコールは面白かったですよ。

ビールを注文しました。しかし、その後、そのビールを布で隠さなければなりません。ビールを飲む時はその布を外して飲みます。隠しているだけでビールを飲んでいるのは明らかなのですが、それでも隠すことが大切なのでしょうね。イスラムの不思議な風景の一つです。
それでも何杯でも飲めるので、美味しくない料理でも食べられるのをつまみにして飲みました。

パートナーの英語はアラビア語のアクセントが入っていますが、英語の基本はきちんとしているのでコミュニケーションには全く問題はありません。初めての本格的会議なので、お互いに何が得意か、どのような分野に強いかについて情報交換しました。

輸入商社訪問

社員数名の個人商社みたいな小さな会社ですが、社長の資産はゼロが1つか2つ違うくらい巨額です、日本円にして数百億円、ある人は数千億円を現金で持っているというのです、どうして石油からそんなお金が入るのか、本当に不思議です。これも中近東ビジネスの不思議な光景の一つです。

ところが商社として肝心の卸販売のノウハウをほとんどが持っていません。それでパレスチナ人やレバノン人を実務の責任者に任命しています。

こちらに来るまで分かりませんでしたが、コレポン(correspondence)を書いているのはほとんどがインド人です。会社のオーナーのクウエート人たちはあまりインド人を信用していないようです。

ですから、コレポン担当者または秘書はインド人を雇いますが、実務は任せません。クウエートでは女性は雇用しませんから、社員は全て男性です。インド人の英語は発音は良くない人も多いですが、書くのはネイティブですから、訓練されている人は上手です。日本で読んでいた時は何でこのように英語がうまいのかなといつも思っていましたが、クウエート人のコレポンでは無かったのですね。
ただし、営業や実務面になるとパレスチナ人やレバノン人、たまにアルメニア人になってしまうのです。この構造はこちらに来ないと分からない構造でしたね。

この組織構造はクウエートだけでなく、中近東全ての基本になっています。この基本を元に中近東は急激な発展を遂げていくのです。

初日でもあり、かつアラブ人と交渉するのは初めての経験だったのでかなり疲れました。アルコールの持ち込みは出来ませんので、どうしたら良いかパートナーに相談しました。筆者がお酒を好きなのを知っているので、闇で注文しているとのことでした。夜8時くらいに持参してくれました。ジョニ赤ですが、今の貨幣価値だと3万円ぐらいです。高価なウイスキーとなりますが、飲めることに感謝し、持参のスルメをつまみにして飲みました。

夜は何処も行く所がなく暇で困ったグチを英語で書いてみました。
With nowhere else to go and TV broadcast is in Arabic...you can only enjoy each sip of your overpriced Johnnie Walker with some brought-in snacks from home.
(どこかに行く所もありませんし、TVの放送はアラビア語......高値で買ったジョニ赤でもちびりながら日本のスルメでもつまんで楽しみましょうか)

<.貿易英語応用例>

Question: What fields do you have contacts with? (どのような分野にコンタクトがありますか)

Answer: We have strong contacts in telecommunication equipment, electronics, household electric appliances, and office equipment. (弊社は通信機器、電子機器、家電製品、事務機器に強いコンタクトを持っています)

Q: What area are you particulally familiar with in the telecommunication field? (通信機器では特にどの分野に詳しいですか)

A: We are particularly familiar with telephones, business-use telephones, switchboards, PABXs, intercoms, hospital-use communication systems and intercom systems. (弊社は特に電話機、業務用電話機、小型交換機、電話交換機、インターフォーン、病院用通信システム及びインターフォーン・システムに深い知識があります)

Q: How can you give us your quotation? (見積もりはどのような方法でいただけますか)

A: We can give you our quotation by types such as FOB, C&F, CIF or by airfreight. (FOB, C&F, CIFまたは航空便などあらゆる方法でお見積りは可能です)

Q: What are your payment conditions? (支払条件はどうなりますか、また分割船積は可能ですか)

A: Advance payment for a sample and a letter of credit for orders and partial shipments are accepted. (サンプルは現金による前金、注文は輸出信用状です。分割船積みでも問題ありません)

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