【 第1章-6 】
  道案内係をやってチップをもらう

 英会話スクールはやめましたから、また外国人探しに精を出しました。
 観光客が愛想よく話相手になってくれるのもわかりました。
 話しているうちに、道をたずねられます。
 この、道を聞かれたときに英語で答えるのは、けっこうむずかしいのです。
 中級者でも、簡潔な英語で答えられる人はなかなかいません。
 例えば、「まっすぐ行って、はじめの信号を右に曲がります。そうすると左側にあります」を何と言うでしょうか。

Go straight.
Make a right at the first traffic light.
It's on the left.
と瞬間的に言えれば、その人は上級者です。
「右に曲がる」はTurn right. でもいいですね。
ただしMake a right. Make a left. も覚えておいたほうがよいと思います。
私が初めてアメリカに行ったとき、これを使われてわからなかったことがあります。
「左側にある」はIt's on the left. と覚えていれば出てきますが、そうでないと
It is located on the left hand side of the street.

などとややこしい言い方になってしまったりしますが、それでもわかりますね。
 このような英語がよくできなかった私は、例の

I'll show you the way.

と言って道案内をするようにしました。
 場所がわからないと交番に駆け込んで聞きました。
 中にはチップをくれる人もいました。英会話の勉強ができて、チップまでもらって嬉しかったですね。
 レストランに案内すると、よく一緒に食事していかないかと誘われます。
 ところが、食事しながら会話が聞きとれればいいのですが、わからないことだらけで困るときがあります。

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