【 第1章-9 】
  アメリカ家庭に招待される

 あるコンサートに行ったとき、休憩時間(intermission 米; interval 英)に、あるアメリカ人夫婦と知り合いました。
 そうしたら自宅の電話番号を教えられ、

   Why don't you come over to our house when you have time?
  (時間があるとき、うちに来ないか)

と言われました。
 そうすると訪問の約束をするため、英語で電話をしなくてはなりません。
 会話の参考書と首っ引きで電話英語のリハーサルをやってみた後、いよいよ本番です。

Hello, Can I speak to Mrs. Mitchell?
(ミッチェル夫人と話したいのですが)
――Speaking.
(私ですが)
Hi, this is Sakamoto speaking.
I met you at the concert the other day.

(先日コンサートでお会いしたサカモトです)
――Oh, yes, how are you?
(あら、こんにちは、元気ですか)
I'm fine, thank you.
By the way, I would like to visit your house this Saturday afternoon.
Is that OK?

(はい、元気です。ところで土曜日の午後お宅にお邪魔したいのですが、ご都合はよろしいでしょうか)
――That'll be fine.
We'll be waiting for you this Saturday.

(どうぞ、いいですよ。土曜日にお待ちしています)
Great. See you on Saturday.
(ありがとうございます。それでは土曜日まで)
――Bye-bye.
(バイバイ)
Bye-bye.
(バイバイ)

 Bye-bye の前のGreatですが、Fine.でもいいですね。でもGreatのほうがオーバーで英語らしいです。
 気に入ったらどんどん使ってみましょう。
 それからBye-byeですが、日本語のバイバイを連想すると、軽すぎて年上の人やビジネスには使えないと思うかも知れませんが、そんなことはありません。
 言わなくては失礼になります。
 日本語の「さようなら」とはニュアンスが少しちがいます。
 その証拠に、日本語では電話を切るときに「さようなら」とは言いません。

 どうやら、初めて英米人の家庭を訪問することになったわけです。
 家に招かれたとき、手土産を持っていくという習慣は英米人にはありません。
かと言って、持っていっていけないこともありません。われわれは日本人なのですから、日本式に持っていってもいいでしょうが、おおげさにならないほうがよいと思います。
 反対に数年前、私の家に食事をしに来たあるアメリカ人は、日本では手土産の習慣があると聞いたらしく、300円くらいのケーキを一個買ってきた人がいました。

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