【 第1章-10 】
  英米人の家に上がるとき、傘はどこに置く?

 あたりまえのことですが、英米人の家では玄関で靴を脱ぐという習慣がありません。
 これがわれわれ日本人には、慣れなくて落ち着かないんですね。
日本人にとっては、玄関は靴を脱ぐだけでなく、ひとつの区切りなのです。
 だから玄関でコートやマフラーをとったり、傘は必ずそこに置いて入ります。英米人の家だと、コートやマフラーはともかく、傘はどこにおいてよいのかわからないのです。
 逆に英米人が日本人の家を訪問すると、また面白いことが起きます。
 私の家に来たある人は、玄関で靴を脱いだのはいいのですが、ぬれた傘を居間まで持ってきましたね。
 日本人は他人の靴を踏まないようにして家の中に入りますが、英米人は 玄関で靴を脱ぐ習慣がありませんから、他人の靴の上を平気でズカズカと踏んで入ります。
 そのため、せっかくそろえた靴がまたバラバラになってしまうのですね。

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