【 第2章-2 】
  外国人は別れ際がさっぱりしている

 商談が終わり、契約も無事に済みました。空港まで帰ろうとして、担当責任者にあいさつしようとしたのですが、どこにもいません。結局あいさつもせずに帰ってきてしまいました。

 このように言った後で、相手の論理としては、昼食のとき、「空港までは送ることができず、申し訳ない」と言ってあるので、あいさつは済んでいるということなのでしょうね。
 日本人が会社などで、傘を忘れて取りにもどった場合、あいさつをし直しますが、外国人は何も言わずにスーッと帰ってしまいます。失礼でもなんでもないのです。
 はるばる遠方から来た人と別れるときなど、日本人の場合、お辞儀をし、握手をし、車に乗ったらまたお辞儀をし、車が発車したら手をふって見えなくなるまで別れを惜しみますが、欧米人の場合、こんな別れ方をするのは大恋愛中のカップルぐらいでしょう。

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