【 第3章-11 】
  富豪からの招待

 クウェートでも有数の資産家であるベべハニ氏より、自宅に招待されました。お客様接待用に作ったゲストハウス(guest house)が自慢だそうです。
 ゲストハウスに入ったら、驚いたことに、えらい大きな部屋のまわりに、全世界の名酒が何百本と並んでいました。
 クウェートは公式的にはお酒が禁止されている国なんですが、どうやって持ち込んだんでしょうかね。照明もBGMもいろいろ工夫されていて、ナイトクラブみたいな雰囲気になっているんですね。

 そこで私は、

This room looks like a night club.
(ナイトクラブみたいですねえ)

と言ったんですが、ホストのベベハニ氏は、

Right. But there is no hostess tonight.
(そうですね。でも今晩ホステスはいませんよ)

と言ってニヤリとしているんですよ。 つまりこの場合hostessは、氏の奥様のことも意味しますから「家内はいないしプロのホステスもいませんよ」とジョークを言っているわけです。

前ページ | 次ページ | はじめに