【 第3章-18 】
  間の取り方

 相づちと同様に、やさしいようで難しいのが間の取り方です。
 つまり相手が何かを言ってきた後、それに対してこちらの考え方を伝えるまで、どうやって時間をかせぐかということです。
 まず相手の言っていることを認めることから始まります。英語としては、

That's correct.
(そのとおりです)
I understand.
(わかります)
I agree with you.
(同感です)
I understand your point.
(ご趣旨はよくわかります)
I understand what you are trying to say.
(言おうとされることはわかります)
I like your idea.
(お考えに同感です)

 このように相手の言い分を認めた後、間合いをとるわけですね。

Actually,
(実は)
As a matter of fact,
(実は)

 こう言うだけで、相手は注意をして聞こうとしますから、その後のことが言いやすくなります。
 言いにくいことを言うのであれば、

Frankly speaking,
(率直に言いますと)
If I am honest with you,
(正直に言いますと)

などでしょうか。

 何かを強調したいときや繰り返したいときは、

What I'm trying to say is that
(私が言いたいことはですね)
What I mean is that
(私が言いたいことはですね)

などがあります。このWhat I mean is that I mean だ けでも使えます。 
 たとえば、

  I'll be busy tomorrow.
  (明日は忙しいですよ)

と言った後、

I mean I don't have time to see you.
(あなたに会う時間がないということです)

と言い直すわけです。
 実はこのI mean を使って、自分が一度言ったことを否定し、それとまったく正反対のことを言う人がいるんですね。つまりYes. と言った後に I mean, no.と言ってくるんですよ。
 つまりはじめはYes.と思ったが、よく考えたらやはり「ノー」だという意味なんです。論理を重んじる英語にしては、えらい矛盾した使用 法で、油断もすきもないですよね。
 ですから私たちもYes. とやった後「あっ、まずい」と思ったらI mean, no.とやればいいわけです。

 相手の言うことが、いまひとつわからないときがありますね。このようなときは、What you are trying to say is that 〜の後に何か確認したいことを入れてみるのです。たとえば、

What you are trying to say is that you are not interested in my new proposal?
(あなたのおっしゃりたいことは、私の新しい提案にご興味がないということですか)
What you are trying to say is that you like my idea but your boss doesnt.
(あなたのおっしゃりたいことは、あなたご自身は私の考えに賛成ですが、あなたの上司のかたが、賛成しないということですね)
Is that correct?
(その通りですか)

 相手の言うことがわからないのですから、このように明確に確認することができないかも知れません。だから多 少は、ずれていてもかまわないと思います。誤 解が心配なら、それをそのままぶつければよいと思います。
 いずれにしても、相手もわかってもらおうと一生懸命に何かを言ってくるはずです。いつも私が言っているように英語は私たちの母国語ではないわけですか ら、お互いに努力をすべきです。あまりにもこちらの理解力不足のときは、

I'm sorry but my English is so poor.
(英語が下手で本当に申し訳ありません)

と言えば、相手が、

That's no problem.
(いいえ、かまいませんよ)

と言ってくるはずです。特に相手が英米人なら、

I should speak Japanese.
(私も日本語が話せるといいんですがね)

と申し訳なさそうに言ってくるはずです。


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