【 第5章-07 】
  スマートに苦情を言う方法

 もう少しくわしく、苦情を言う方法をお話しましょう。
 何か買い物をして、ホテルに帰ってよく見たら、違うものが入っていたとか、商品に欠陥があったとか、いろいろな状況が考えられますが、すべてに使えるいくつか便利な表現があります。

There is something I'd like to tell you about.
(お話したいことがあります)
There is something I'd like to ask you.
(質問したいことがあります)
There is something I don't like about this product.
(この商品で気に入らないところがあります)

 これらの表現の後に商品を見せれば、カタコトでも用は足ります。
 一つだけ初心者がよく間違えることがあります。
 お店の人が、

You don't like it?
(それは好きではないんですね)

と聞いてきたときに、

  Yes.(好きです)

と答える人がいます。
 「好きでない」ときは No. ですね。
 日本語は文章全体について「はい」か「いいえ」と答えますが、英語はキーワードについて yes no と答えます。
したがって否定のときは、聞き方が肯定文になっても否定文になっても No. と答えなければなりません。no のときは首を横にふります。たてにふると yes になってしまいます。
 慣れないと間違えるかも知れませんが、かまいません。
 間違えたらその後に、I means "no".(やっぱり、ノーです)と訂正すればよいのです。

 私自身の最近の苦情を言った体験をお話します。
 サンフランシスコの中華街(China town )で、初めてのお店に入ったんですね。注文した三品ともおいしくて満足していました。
 その後にザーサイを注文したら、大きなお皿にいっぱい入れて持ってきました。ところが、これが塩抜きをしていないため、食べられなかったんです。
 私はウェイターを呼んで、

I want you to bring this food to the kitchen and ask cooks if it is OK.
(この料理を調理場に持っていって、問題ないかどうか聞いてきてほしいんだけど)

と言いました。ウェイターは調理場からすぐに帰ってきて、

Do you want to cancel this?
(キャンセルしますか)

と聞いてきましたから、

Yes, please.(はい、そうしてください)

と言ったらすぐに伝票より削除してくれました。

前ページ | 次ページ | はじめに