【 第5章-20 】
  観光客の行かないところを教えてもらう

 ハワイのホノルル滞在2日目のこと。
 どこへ行っても日本人観光客をターゲットにしたところばかりで、いやになりました(fed up with )。
 そこで私はホテルのフロントにいる女性に、観光客の行くレストランではなく、ホノルルの人が行くレストランはどこかと聞いてみました。
 どんな料理が好きかと聞かれたので、中華料理か、ホノルルにしかない料理のどちらかと言ったんですね。
 そうしたら中華街(China town )に行ったことがあるかと言われたのです。「ない」と答えましたら、ホノルルの中華街はとても小さいけれど観光客はまったく行かないところだと言うのです。
 3日目の朝食は中華街でとることにしました。朝8時から店が開いているというので、タクシーで現地に8時半に着きました。 びっくりしたことに、ここの中華街はとても小さいのです。すべてまわっても10分で見て歩けます。サンフランシスコやニューヨークの中華街と比べるとおもちゃみたいですね。
 その中で、中華料理店ではないのですが、ある小さな飲食店に行列(line )ができているのですね。
 日本では行列ができている飲食店はよく見ますが、アメリカでは初めてですから、私たちはとりあえず並んでみました。
 その店がベトナム料理店だということはわかったのですが、なぜこんなに人気があるのか、何がおいしいのか、わかりません。
 そこで私たちの後ろに並んだ中年の夫人に、そのへんのことを質問してみました。
 わかったことは、朝8時半の営業開始から3時までの終了時間まで行列はなくならないこと、その中年の夫人はご主人と一緒に週にいっぺんは来ること、特製の野菜肉ソバが人気商品であることなどでした。
 30分ほど待ったら入れたので、その人気商品を注文しました。値段は9ドルです。
 生の豚肉やもやし、見たこともない青菜、それに青唐辛子などを熱いスープそばの中に入れ、レモンのしぼり汁とスパイシーな調味料をいつか入れて食べるというおそばなのです。
 見たこともない青菜は、これだけだと臭くて食べることができないのですが、そばの中に入れて食べると肉の臭みを中和してくれて、なんとも言えない美味になるんですよ。
 ホノルルに住んでいたら私もやみつきになるでしょうね。

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